「御浜町へようこそ!」 友好親善提携梓川小の児童と交流 熊野の自然満喫する3日間

 御浜町と長野県松本市梓川地区の小学生による「ふれあい交流会」が6日にスタートした。御浜町からは御浜、阿田和、尾呂志学園小学校の5・6年生15人、梓川からは梓川小学校の5・6年生8人が参加。8日までの3日間、熊野地方の自然を満喫する。

 御浜町は長野県の旧梓川村と平成5年に友好親善提携を締結。2005年の市町村合併で旧梓川村が松本市梓川自治区となってからも相互の児童派遣事業など交流が続いている。それ以来、御浜町はみかん、梓川はりんごを交換し合い、両校の給食で提供されるなどの交流をしているほか、ふれあい交流会として1年ごとにお互いの地区を訪問し合っている。

 初日は御浜町役場での対面式からスタート。御浜町の本誠一教育長は梓川の子どもたちへ「御浜町には雄大な太平洋があり、25㌔にわたる七里御浜海岸が広がっています。この3日間で御浜町の特産品であるみかんや市木木綿を学び、くじらとの触れあいやカヌー体験を行い、良い思い出を作って」、御浜町の子どもたちへ「これまで知らなかったことを学ぶチャンス。遠慮せずに梓川のみなさんに声をかけ、たくさんの友達を作って」と呼びかけた。

 梓川からは牛丸奏人君(6年)と小松琉也君(同)、御浜町からは森穂夏さん(御浜小6)が代表の挨拶。梓川から「長野には海がないので、御浜町に来て海が見られるのを楽しみにしていました。3日間よろしくお願いします」、御浜から「御浜町は年中みかんが獲れる町で、みかんはとても美味しいです。みんなと話して仲良くなれるのをとても楽しみにしています」とメッセージを交換した。

 続いて、役場農林水産課による柑橘学習や阿田和交流会による『阿田和の獅子舞』を見学。その後、宿泊地の熊野少年自然の家に移動し、バーベキューや花火を楽しんだ。2日目は太地町のくじら博物館で遊んだ後、紀和町でカヌー体験。最終日は御浜町下市木で伝統工芸・市木木綿について学習する予定。

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