鬼ヶ城駐車場を有料に 河上市長が定例会見

 熊野市の河上敢二市長は2日、熊野市役所庁議室で定例記者会見を実施。6月議会への提出議案や鬼ヶ城センター第1駐車場の有料化、熊野大花火大会について説明した。

 それによると6月議会には物価高騰対応重点支援給付金事業(補正予算分)等による1億3906万2000円を追加し総額146億7175万円とする補正予算案など7議案を上程。鬼ヶ城センター複合施設の駐車場を有料化するための条例一部改正案も含まれている。

 鬼ヶ城駐車場は従来有料だったが、平成25年の現施設オープン以来無料としてきた。今回、再度有料にすることで駐車場の適正管理と合わせて運営強化を行い、来客へのサービスや満足度を上げ、集客向上につなげる。第一駐車場は普通車70台、バス10台が駐車可能。料金収入はセンターの維持修繕や周辺環境整備、PR機能の充実、安定的な運営に役立てていく。料金等については今後検討を重ね、議会の承認が得られれば7月にもカメラセンサー駐車システムの整備に着手。10月1日から有料化をスタートする考え。

 8月17日(日)に開催される熊野大花火大会は今年も台船や木本港防波堤からの打ち上げ、海上自爆、鬼ヶ城大仕掛けなどで構成し、今年は旧紀和町との合併による熊野市制20周年の記念花火も実施。予備日は19(火)、21日(木)、26日(火)、28日(木)で予算は1億3200万円を予定している。花火の内容などについてはこれから内容を詰めていくが、河上市長は「予算的な支援も行い、工夫を凝らした花火にしたい」と期待を込めた。人気の協賛観覧席(浜席)は7月2日に販売開始を予定しているが、6月中旬からふるさと納税による受付を開始するという。

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