市議選には14人立候補 市長選は現・新一騎打ち 尾鷲市長、市議のダブル選挙

 任期満了に伴う尾鷲市長選と市議選が1日、告示された。市長選には届け出順に3選を目指す現職の加藤千速さん(76歳、無所属、中央町)と、新人で元県議の津村衛さん(50歳、無所属、泉町)が立候補。加藤市政の継続か刷新かを問う激しい一騎打ちとなった。一方、市議選には定数10に現職7、新人7人が出馬し、こちらも初日から激しい選挙戦を展開している。

 加藤候補は中村町の選挙事務所で出陣式を開き、支持者ら約250人を前に第一声。2期8年の実績や、大型製材工場、陸上養殖誘致などの大型事業について「1期目で財政健全化、次で基盤整備とホップ、ステップをしてきた。次の4年間で大型事業を完成させ、尾鷲を元気にしたい」と訴えた。

 津村候補は野地町の選挙事務所で出陣式を開き、支持者約40人を前に第一声。加藤市政を「トップダウンで市政を私物化している」と批判。「尾鷲市は時代に取り残されていった。市民の声が行政に届く尾鷲市にしなければならない」と、ボトムアップ型市政に力を込めた。県や国との連携強化も訴えた。

 市議選には現職7人、新人7人の計14人が立候補。それぞれが第一声を放ったあと、選挙カーに乗り込み、市内各地を回った。

 投票は8日午前7時から午後6時まで、市内17ヵ所で実施。同日午後8時から同市中村町の尾鷲小学校体育館で開票する。期日前投票は2~7日の午前8時半から午後8時まで市役所で受け付ける。

 5月31日現在の選挙人名簿登録者数は1万3622人(男6300人、女7322人)。

 市議選立候補者は次に皆さん(届け出順、◯囲み数字は当選回数)。

 ▼仲明(73)=②無現、元市職員、矢浜

 ▼中村レイ(76)=①無現、建設会社々長、三木里町

 ▼佐々木康次(60)=無新、呉服店経営、中村町

 ▼野田憲司(52)=無新、夢古道おわせ元運営会社々員、中川

 ▼西野雄樹(35)=無新、介護士、港町

 ▼入田真嘉(40)=無新、ゴルフ練習場経営、小川西町

 ▼南靖久(69)=⑪無現、市議会議長、向井

 ▼岩澤宣之(43)=①無現、ダンス教室経営、朝日町

 ▼西川守哉(64)=①無現、市議会運営委員会副委員長、北浦西町

 ▼奥田克昭(64)=無新、宅建士、名柄町

 ▼中村文子(42)=①無現、コンビニ経営、泉町

 ▼小川公明(68)=③公現、活魚卸業代表、梶賀町

 ▼中井勇気(25)=無新、建築構造設計技術者、三木里町

 ▼森下壽和(62)=無新、トラック運転手、坂場西町

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