いこらい広場物販終了 記念通り商店街振興組合が解散の危機

 熊野市木本町の記念通り商店街振興組合(赤阪俊一理事長)は5月29日、いこらい広場で令和7年度第35回通常総会を開いた。赤阪理事長からは今後は組合の解散も考えていかなければならない厳しい状況が伝えられた。

 議事では事業報告や今年度の計画を承認した。今年度の「いこらい市」はすでに終了したものを除き10月26日、11月23日、12月28日、令和8年1月25日、2月22日、3月22日に開催。記念通りで予定されている熊野大花火大会協賛物産展(8月)、さんま祭り(1月)、クマノザクラ祭り(2月)のイベントに参加する。

 一方で、会員数の減少や人口減少などで組合経営は厳しさが続いている。今年度は事業を継続できるが、来年度以降は「いこらい市」の開催も不安視されている。物販や高齢者の見守り事業などを行っている「いこらい広場」も6月から物販を終了せざるをえないという。組合の維持も年々難しくなり、赤阪理事長は「このままでは組合の解散も考えていかなければならない」と話した。

  • URLをコピーしました!