仲間の輪を広げて 熊野市木本町老人福祉大会で功労者ら表彰

 熊野市老人クラブ連合会(和田いく子会長)と市社会福祉協議会(阪口任紀会長)主催の第9回熊野市老人福祉大会が18日、市民会館で開かれ、来賓と各地区老人クラブ会員ら約350人が出席。小西綠さん(小栗須)ら老人クラブ功労者18人を表彰し、徳田昭雄(有馬)、弓場義憲さん(木本)の2人に感謝状を贈呈した。

 同大会は会員が一堂に会して豊かな知識や経験と能力を発揮することで社会的役割を担い、社会における今後ますますの活躍を誓い合うとともに、会の発展や地域社会に貢献した方々へ感謝の意を示そうと開催。式典は市老連の三角田愼二副会長による開会の言葉で始まり、国歌斉唱に続き物故者に黙祷した。

 和田会長は日頃の協力への感謝を述べ「コロナ前の活動に戻していきたい。少しずつ動き出しており喜びを感じます。しかし、残念なことに地区クラブの大会が続いています。理由は高齢化はもちろんですが、後継者がいない、海岸部・山間部は移動する交通手段が無くなりつつあること。この様な時こそ、会員の皆様には地域の仲間づくりの輪を大きく広げていただきますようお願いします。これからも仲間づくりと居心地の良い居場所づくりを進めたいと考えています。笑顔と感謝の気持を忘れることなく、家から外に出る回数を増やし、一度しかない人生を生ききってください」と挨拶した。

 顕彰では老人クラブ功労者を表彰し、老人クラブ協助者に感謝状を贈呈。受賞者を代表し竹内幹次さん(久生屋)、弓場さんが和田会長から賞状などを受け取った。この後、来賓の河上敢二市長、畑中新子市議会副議長、谷川孝栄県議が祝辞。東豊県議ら来賓が紹介された。

 最後は「会員それぞれが役割を担い、自分らしく活躍できる活力のある地域社会の実現に向け、会員一同、心を一つに強い決意をもって取り組む」などの大会宣言を採択し、万歳を三唱した。

 式典終了後は芸能大会へと移り、新鹿十日会の「くまの百まで体操」でステージがスタート。会員らが歌や踊りなどを披露して楽しいひと時を過ごした。功労表彰を受けたのは次の皆さん。

 ▼老人クラブ功労者=小西綠(小栗須)、橋本芙美子(井戸)、林みさよ(同)、大桑慶子(同)、中田カズミ(小阪)、竹平巨嗣(同)、濱地よし子(遊木)、森下佐江子(同)、辻本和代(磯崎)、的場啓晃(同)、長野清子(新鹿)、小杉洋子(同)、坪田行子(同)、中村悦子(木本)、山川八枝子(有馬)、杉谷正之(久生屋)、山口年男(同)、竹内幹次(同)

 ▼老人クラブ協助者=徳田昭雄(有馬)、弓場義憲(木本)

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