何を経験し、感じたのか 御浜中2年生紀南高校の先輩から聴く インターンシップ前に学習

 御浜町立御浜中学校の2年生33人は今月中旬にインターンシップ(職業体験)を予定している。これを控えた6日、県立紀南高校3年の長田陽希さん、中嶋優羽さん、松本明花さん、植田菜生さんを迎え、インターンシップの体験談を聞かせてもらった。

 事前に先輩たちに心がけたことなどを聴く機会を設けている。紀南高校は2年次に授業としてインターンシップを実施しており、年間20日程度、生徒は希望する職場で業務を体験し、人間的な成長に生かしている。

 長田さんと中嶋さんは「老人保健施設きなん苑」、松本さんはイタリア料理店「イル・レガーロ」、植田さんは「スポーツギアアダチ」での仕事を体験。それぞれの事業所での実習内容や苦労したこと、何を得られたのか、体験を通じて自分自身なにが変わったのか、インターンシップを履修した理由などを紹介していった。

 高校生は「インターンシップを通じて、自分の知らない地元のことを知ることができた」「インターンシップを履修したのは将来と向き合いたかったから」「分からないことがあればすぐに聞くことを心がけた」「仕事を経験して、いつも支えてもらってばかりの自分が、〝人を支える〟ようになりたいと思うようになった」「忘れないようにメモをとることが大切」「笑顔、ハキハキと相手に伝わる話し方、元気な挨拶」「分からない事を放置するのはダメ」「社会に出る前に、社会に慣れる良い経験になった」といった体験談を伝えた。

 中学生はまもなく始まる実習への思いを胸に、自分たちがどのように行動するのかをイメージ。充実したインターンシップにすべく貴重な話に耳を傾けた。

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