ホームステイで交流も 有馬中生と楽しいひと時 ソレントの生徒ら来訪

 熊野市の姉妹都市であるイタリア・ソレント市から生徒ら10人が13日夜に熊野市入り。14日には有馬中生徒との交流を楽しんだ後、熊野市役所を表敬訪問して大西浩文副市長や倉本勝也教育長に挨拶。夜は河上敢二市長らとバーベキューで親睦を深め、ホームステイで地元協力家庭と交流した。

 今回訪問したのは中学1年生から高校1年生の7人と引率の教員2人、ソレント市職員の計10人。午前中は有馬中学校(松田元校長)を訪問した。校舎内見学の後は体育館で3年生の体育の授業に参加し、バレーボールで交流した。

 引き続き生徒会(中村心美会長)による全校生徒参加の交流会が開かれ、松田校長と中村会長が歓迎のあいさつ。同校吹奏楽部が歓迎の気持ちを込めて「レ・プレリュード」を演奏し、ソレントのラッファエーレ・アッタルディさん(高1)がピアノ、ナイマ・アストゥリさん(中1)がギターを演奏して、ソレント伝統の踊り「タランテッラ」を披露した。さらにレクリエーションとして「じゃんけん列車」も行われ、日本式のじゃんけんも覚えて同年代の生徒たちとの触れ合いを楽しんでいた。

 また、同校で生徒たちと給食を囲んだ後、午後からは熊野市役所を訪問し、大西副市長と倉本教育長が歓迎。大西副市長は「多くの体験を通して有意義で楽しい時間を過ごしてください。今回の訪問がお互いの理解を深め、友好と交流をさらに深めることを期待します」と挨拶した。

 自己紹介に続いてプレゼント交換や記念撮影を行った生徒たち。ラッファエーレさんとナイマさんは「有馬中での交流会は、いつまでも心に残る素敵な経験でした。熊野市はこれまでに出会った人たちの印象からも、とても良い町と思います」と声を揃えた。

 この日夜は河上市長も駆けつける中、少年自然の家でバーベキューを楽しみ、協力家庭でのホームステイで地元住民とも交流。15日は各協力家庭のおもてなしで熊野を満喫し、16日に熊野市を後にする予定。

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