トレーニング機器一式2千万 「皆さんの夢を叶えて」 木本出身葉田順治さん(エレコム会長)木高に寄贈

 熊野市木本町出身でエレコム株式会社代表取締役会長の葉田順治さんが個人で県立木本高校にトレーニング機器を寄贈し、5日、同高で福田英成校長から葉田会長に感謝状が贈呈された。最新鋭に生まれ変わったトレーニングルームで運動部員らがモチベーションを高め、体作りに励んでいる。

 葉田さんは1986年5月にエレコムを創業し、パソコン周辺機器のさまざまなカテゴリーでシェア1位の製品を持つ企業に成長させた。

 昨年10月、葉田さんは木本高校で生徒たちに講演し、未来への展望や高校生活で取り組むべき課題等について考察するきっかけを与えた。講演の際、葉田さんから「木本高校になにか貢献できることがあれば。活発に行っている部活動に頑張って欲しい」との厚意で、同校トレーニング室に最新の機器が寄贈される運びとなった。

 寄贈されたトレーニング機器は葉田会長が利用しているジム最大手ゴールドジムに依頼し、高校生の成長にあった総額2千万円の機材約20種類。筋力をつけたい部位に応じ50種類以上のトレーニングが可能。木本高校では4月26日から使用が開始されており、ラグビー部の喜田裕彰顧問によると生徒たちはギラギラと目の色を変えて機器を使ってトレーニングしているという。

 感謝状贈呈式は全校生徒に迎えられる中で実施された。来賓として河上敢二市長も出席。寄贈品の紹介に続き、福田校長が「本校の運動部活は11あり、各競技で必要とされる多様なトレーニングを効果的かつ安全に行うことが出来るようになりました。東紀州地域のスポーツの核となっていけるよう最大限活用させていただきたい。本当にありがとうございました」とお礼を述べ、感謝状を手渡した。

 葉田さんは「私自身、運動や筋トレが大好き。この熊野で頑張って、国体やインターハイ、甲子園、花園へぜひ出場してほしい。筋力トレーニング、特に体幹が大事。色々な筋肉を鍛えて、皆さんの高校時代の夢が叶えば。トレーニングマシンをフル活用し、スポーツ面での大活躍を期待しています」と生徒たちを激励。河上市長も「葉田会長の地元への想いは大きい。私からも心から感謝申し上げます」と述べた。

 木高に寄贈した機器を自ら試しながら葉田さんは「木本高校には通っていなかったが、この辺りは通勤路だった。とても懐かしい」と笑顔。同校1年生の一人は「パソコンが好きなのでエレコムは知っているけど、まさか創業者の方が熊野市出身でびっくりしました。大事にトレーニング機器を使わせてもらいます」と話していた。

 なお、エレコム株式会社は令和2年に熊野市と「熊野市丸山千枚田を活用した地域振興及び保全等に関する連携協定」を締結し、翌年、同社から丸山千枚田の保全や振興等のため、市に1億5千万円を寄付。この他にも地域振興への寄付やコロナ禍でのマスク寄贈など、葉田さんの郷土愛で様々な支援が行われている。

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