夏の熊野路彩る花々 国道42号 ボランティアが植栽

 熊野市木本町から御浜町阿田和にかけての国道42号線沿いで18日、花づくりボランティアグループが花壇の植え替えや清掃作業に励んだ。7月ごろから咲き始め、夏本番に熊野路の国道を明るく彩る。

 国土交通省と地域住民らが協力して地域にふさわしい道づくりを行うボランティア・サポート・プログラムの一環。熊野市では「熊野古道花街道」と「七里御浜花街道」、御浜町では「浜街道おもう会」が協力。ジニアプロフュージョン合計約6830本(熊野市約6300本、御浜町約530本)を植えた。

 18日は熊野市の木本町から有馬町にかけての国道42号線沿い、御浜町では阿田和で各団体のメンバーらが植栽作業。会員らは夏の熊野路を花と笑顔で満たそうと、愛情を持って取り組んでいた。

 有馬町の羽市木ではチェリーやイエロー、ホワイトなど5色のジニアが植栽された。7月後半には満開となり、まるで花火が広がるような色彩となる。同町の小西洋子さんは「活動は約20年になり、始めた時に5歳だった孫ももう成人。作業する人数が少なくなってきていますが、協力してくれる方がおり嬉しい。コロナ禍でも準備を進めてきました。今年も熊野大花火大会が中止になってしまいましたが、その分、国道の満開の花でおもてなしを感じてもらえれば」と話していた。

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