ふるさとの清流に歓声 地域ぐるみで子ども育む 五郷町で恒例「川遊び」

 熊野市五郷町のふれあい公園で2日、恒例の「川遊び」イベントが開かれ、地域の子どもたちや保護者ら83人が参加した。澄み切った大又川での水遊びやカヤック体験、流しそうめんなどを楽しみながら、ふるさとの自然と地域の温かさに触れる一日となった。

 イベントは「ふるさとの美しい川で遊んだ思い出を子どもたちに残してほしい」との願いから毎年開かれている。宇城組、桂建設、太紀企画、徳田建築、南郷運輸をはじめとする地元企業の協賛金や個人からの寄付を基金に、地域の保護者らが企画・運営している。年々参加者が増え、今年も多くの親子で賑わった。

 会場では大又川の清流を生かしたカヤックやSUP(スタンドアップパドルボード)体験を実施。子どもたちは歓声を上げながら水しぶきを浴び、思い思いに水上散歩を楽しんだ。

 昼食には五郷産の米で握った特製おにぎりをはじめ、ホットドッグ、流しそうめん、かき氷、スイカが無料で振る舞われ、お菓子がもらえるゲームも人気を集めた。運営には中高生や地元で働く若者もスタッフとして加わり、食事の配膳やゲームの進行を手伝うなど、世代を超えた交流の輪が広がった。

 参加した児童は「毎年この日を楽しみにしています。みんなで川遊びをしたり、ご飯を食べたりするのが楽しい。川の水は冷たくて気持ちよかった」「流しそうめんとかき氷が食べ放題でうれしかった」と笑顔で話した。

 保護者からは「たくさんの大人の目があるため、全体で子ども達を見守っている安心感がある。子どもと一緒に川遊びをゆっくり楽しめました」との声も。同市飛鳥町へ移住したばかりの2家族も参加し、地域事情や子育てについて情報交換するなど、新旧住民が交流を深める場にもなった。

 準備や当日の運営を担った主催者は「いつもこころよく協賛いただいている地元企業や、個人の方々のおかげで開催することができ、あたたかい支援に感謝しています。子どもたちの楽しそうな笑顔を見るとやっぱり嬉しいです。親子の良い夏の思い出になれば」と語った。

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