熊野市井戸町赤坂のくまのふれあいセンターで13日、子ども食堂「熊野みんなの食堂」が開かれた。熊野ライオンズクラブ(三角田誠悟会長)も協力し、子どもたちにクリスマスプレゼントを贈るなど、会場は笑顔に包まれた。
子ども食堂は子どもが一人でも安心して利用でき、栄養バランスの取れた食事と地域の人々との交流を提供する場として全国的に広がっている。「熊野みんなの食堂」は、ボランティアらによって令和5年4月から活動を続けている。
この日は午前9時から開設され、次々と児童らが来場。会場ではゲームなどが行われ、子どもたちが和気あいあいとした雰囲気の中で交流を深めた。
昼前には、熊野ライオンズクラブの三角田会長がサンタクロースに扮して登場。熊野市駅前のチャレンジショップ「Chikotto」のシフォンケーキと、清水製菓のお菓子がプレゼントされ、子どもたちは大喜びだった。その後、参加者は温かい食事やケーキを味わい、ひと足早いクリスマスパーティーを楽しんだ。
熊野ライオンズクラブでは松阪、鳥羽、志摩、伊勢、熊野の各地区で構成する「ライオンズクラブ国際協会334―B地区4R2Z」の今年度統一事業として子ども食堂を支援。熊野地区で活動する「やまっこ」「金山わかば食堂」「子ども食堂WAWAWA」にもレインボー商品券を贈呈した。
熊野みんなの食堂を運営するボランティアスタッフは「ライオンズクラブをはじめ、地域の事業所や有志の方々から食材などの提供をいただき、大変ありがたい」と感謝の言葉を述べていた。

