新たな一歩、響きに思い込め 熊野青藍吹奏楽部初の定期演奏会で魅了

 熊野市の三重県立熊野青藍高校吹奏楽部(宇城龍之介部長)の第1回定期演奏会が29日、熊野市民会館で開かれ、来場者を魅了した。木本高校と紀南高校の統合により誕生した同部にとって初の定期演奏会で、新たな歴史の幕開けを告げる舞台となった。

 幕開けを飾ったのは、2月のアンサンブルコンテスト東海大会に出場した打楽器五重奏による記念ステージ。この春卒業した中咲人さんと、現役の赤根帆夏さん、山口楓介さん、山田莉夢さん、仲森優花さんが、安倍圭子作曲「The WAVE~ソロマリンバと4人の打楽器奏者のための~」を息の合った演奏で披露し、会場から大きな拍手を受けた。

 顧問の宮本尊紀さんと山口さんが、この1年間の歩みや東海大会での挑戦を振り返る間に舞台転換が行われ、第1部のクラシックステージへ。部員たちは重厚でまとまりのある響きを届け、着実に培ってきた基礎力の高さを示した。

 第2部のポップスステージでは一転、ディズニーメドレーやリクエストメドレーを軽快に演奏。手拍子が広がるなど会場は和やかな空気に包まれ、世代を問わず楽しめる内容で観客との一体感を生み出した。

 統合という節目を越え、木本高校吹奏楽部の伝統を引き継ぐ部員たち。新たなスタートへの思いを音に乗せ、熊野青藍高校吹奏楽部としての確かな一歩を刻んだ。

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