医療系の進路に関心のある高校生9チームが医療技術を競い合う「第8回紀南メディカルラリー甲子園」が10日、近畿大学附属新宮高校を舞台に開催。チーム医療という非日常な体験を通じて、生徒たちは命の尊さや仲間同士が連携して対応することの大切さを再確認した。
メディカルラリー甲子園は高校生を対象としたもので、2016年に全国で初めて実施した。今大会には、紀南高校から1チーム、木本高校から2チーム、近大新宮高校から5チーム、新宮高校から1チームが出場。前日に行われた事前学習会で習得した①心肺蘇生法②各種応急手当③搬送法④災害時レスキュー⑤チームワーク―に挑戦。スタッフ115人がケガ人や災害現場にいた人などに扮して協力した。
開会にあたって、寺本泰実行委員長は「本番では思うようにいかないことの方が多いと思いますが、4人みんなで力を合わせ、楽しんで悔いのないようにチャレンジして」と激励した。
本番はいろいろな場面で災害が発生したという状況を想定して行われ、生徒たちはけが人への処置や避難誘導、安心させるための声掛けなどにチームで対応していった。スタッフは医療技術の流れがスムーズか、臨機応変な対応ができるか、チームで協力して行動できるかなど細かくチェックして順位付けを行った。
大会に参加したのは次のみなさん。
【熊野青藍高校紀南校舎】
▼「紀南高校JRC部」=濵口優香(2年)、産屋敷輝歩(2年)、南佳蓮(2年)、前田奈那実(1年)
【熊野青藍高校木本校舎】
▼「日沖’s children」=陰地涼太(3年)、浜野匠見(3年)、間部日向太(3年)、東遥斗(3年)
▼「Ms.First class」=尾崎朱紗(3年)、小西まゆ(3年)、桑原由奈(3年)、奥田みか(3年)
【近大新宮高校】
▼「近大新宮チームA」=速水救(3年)、村田海人(3年)、西田友(3年)、仲森陽音(3年)
▼「近大新宮チームB」=山口巴奈子(3年)、加藤万凛(3年)、那波袖衣(3年)、新谷羽奏(3年)
▼「近大新宮チームC」=中平妃夏(2年)、間下仁誇(2年)、杉尾歩実(2年)、鎌塚宗嗣(2年)
▼「近大新宮チームD」=直塚源(1年)、小木曽慧(1年)、山下漸(1年)、中楠元己(1年)
▼「近大新宮チームE」=榎本幸喜(1年)、上前田奏(1年)、前田里空(1年)、田伏智裕(1年)
【新宮高校】
▼「スマイルエナジー」=廣瀬都花(3年)、坂口夏菜(3年)、湯川奈菜(3年)、薮本みゆ(3年)