中部53自治体の首長ら出席し 地域の日常取り戻そう B&G地域海洋センター連絡協議会 熊野市で総会を開催

 令和5年度中部ブロックB&G地域海洋センター連絡協議会(会長・河上敢二熊野市長)の総会が12日、熊野市民会館ホールで開催され、中部53自治体の約130人が出席した。

 協議会は中部6県(三重、愛知、岐阜、静岡、長野、山梨)の60自治体で構成。開会にあたり熊野市教育委員会の倉本勝也教育長が開会の言葉を述べ、河上市長が「協議会は中部6県で60の自治体と73の海洋センターが加盟しており、B&G財団の絶大なるご支援のもと運営を行っているところ。新型コロナウイルス感染症が2類から5類に引き下げられ、一つの区切りがついたのではないかと思うところ。今後は地域の日常を取り戻し、活力を再生するためにも一層海洋センターの利活用を促し健康づくり、ふれあいづくりを進めていかなければいけない。各自治体の皆さんに熊野までおいでいただき、発展へ語り合うことは大変意義のある事で、時間の許す限り交流を」とあいさつし、熊野市の観光もPRした。

 続いて来賓を代表しB&G財団の菅原悟志理事長が「当財団は今年3月28日で創立50周年を迎え、名称もB&G財団に変更した。新たなスタートを切るにあたっては、今までのような海洋センターの発展や活発化は目指していくのはもちろんだが、やはり自治体が抱える様々な課題を少しでも解消していけるよう協力させていただき、自治体の発展につなげる。『自治体の発展なくして海洋センターの発展なし』というコンセプトで新たな方針を打ち出した。子どもの放課後の居場所づくりや地元の偉人の漫画化、防災への女性の視点導入、外国人との交流など、様々なプログラムをつくっていくので、自治体の皆様も様々な考え方を示していただきたい。皆様と私たちは車の両輪。常に同じ方向を向き、子供たちのため、地域住民のために一緒に歩んでいきたい」と述べた。

 昨年度の事業・決算報告に続いて、役員を交代。河上市長が引き続き会長として承認され、中部ブロックスポーツ交流大会の開催などを確認した。

 その後、B&G財団の事業説明や各首長との意見交換が行われ、伊賀市の大山田・阿山B&G海洋センターと静岡県御前崎市B&G海洋センターによる事例発表も行われた。

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