航空自衛隊に入隊予定 仲間と共に成長を 紀和町の岡本さんを激励

 今月末に自衛隊入隊を予定している熊野市紀和町、岡本美羽さん(18)の入隊激励会が2日、市文化交流センターで行われた。岡本さんは「仲間と肩を組み合い、切磋琢磨して辛い壁を乗り越えていきたい」と抱負を語った。

 父の功さんが元陸上自衛隊と海上自衛隊の隊員でもあり、自衛隊に関心を持った岡本さん。父が所属していなかった航空自衛隊を選び、この度、紀南高校から難関を突破。航空自衛隊自衛官候補生に見事合格した。今月末から山口県防府市の航空自衛隊防府南基地へ入隊が予定されている。

 激励会には河上敢二市長や自衛隊三重地方協力本部長の岸田佳明一佐、第33普通科連隊第4中隊長代理の神戸一尉、自衛隊協力会「紀友会」の中村隆洋会長、熊野防衛協会の大﨑順敬理事、熊野市自衛官募集相談員の吉村芳子、門泰央、間部典應さんらが出席した。

 河上市長は「自衛隊は国や国民を守る役割はもちろん、市町にとっては大災害の救援の最後の頼みの綱。入隊して頂き大変嬉しく思っています。これからの飛躍を心から祈念します」と激励の言葉を送った。

 岸田本部長は「期待とともに不安もあると思う。最初は厳しく思うこともあるかも知れませんが乗り越えることで自分の成長、変化に気づくことができると思っています」と述べ、自衛隊には女性が活躍できる多種多様な職場があることを話した。神戸一尉も仲間とともに成長することに期待を寄せた。

 岡本さんは「私は、仲間と肩を組み合い切磋琢磨し、辛い壁を乗り越えることを抱負にしています。辛い壁とは訓練のことですが、中学高校でのソフトテニスや受験などでも、誰かからの応援で成長できた。仲間と励まし合い成長していくと思っています。この目標を見失わないよう頑張りますので、応援よろしくお願いします」と目を輝かせた。

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