大岡さん(鵜殿)に大臣表彰 人権擁護委員 新任に平さん(平尾井)を委嘱

 人権擁護委員として15年間にわたり人権思想の普及啓発に努めた紀宝町鵜殿、大岡春雄さんに古川禎久法務大臣から感謝状が贈られた。17日、紀宝町役場で伝達式が行われた。

 大岡さんは平成20年1月1日から5期15年、人権擁護委員を務め昨年12月31日をもって委員を退任した。贈呈式には西田健町長や熊野人権擁護委員協議会役員、津地方法務局熊野支局長、新任の平典子さん(平尾井)が出席した。

 西田町長が大岡さんに法務大臣感謝状を伝達。平さんに委嘱状を手渡した。西田町長は大岡さんに「5期15年、たいへんご活躍いただいた。最近は人権が多様化。コロナやウクライナ問題など世界平和は人権からつながっていると思います。大岡さんには町民への人権啓発や取組などで、町の平和と豊かさを醸成して頂いた」と感謝を述べた。

 また、西田町長は新任の平さんに「保育所長や学校の心の相談員として尽力を頂いています。経験を活かし、町民の人権意識高揚にご尽力いただければ」と期待を寄せた。

 大岡さんは人権相談や研修などの活動を振り返り「大きな人権侵害などはなかったと思います。紀南地域は皆さん人権意識が高く、気をつけていただいている」と話した。平さんも「新人研修を受け、改めて重責を感じました。皆さんのご指導をいただきながら、私ができることを頑張りたい」と決意を語った。平さんの任期は令和7年12月31日までの3年間。

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