アフターコロナに対応 熊野商工会議所 3年ぶり新年の集いで団結

 熊野商工会議所(榎本義秀会頭)の令和5年「新年の集い」が6日、熊野市井戸町の「みどりや」で開かれた。新型コロナウイルス感染症の影響で一昨年、昨年は中止しており3年ぶり。例年より規模を縮小しての開催となった中、来賓や会員ら約50人が参加し親睦を深めた。

 はじめに昨年11月に第4代会頭に就任した榎本会頭が「商工業の振興と地域の活性化のため、誠心誠意、努力し、この重責を全うしたいと思います」と挨拶。大﨑順敬、中谷昇司、井本伊織さんの3人の副会頭との新体制を紹介した。

 榎本会頭は「今年は『新年の集い』を3年ぶりに開催することが出来ました。新型コロナ感染者数は増加傾向にあるとはいえ、日本の企業の約7割が『もはや、コロナ禍ではない』と言う認識であり、経済界はウィズコロナの時代に移りつつあると言われています。物価高、消費の減速等もあり、景気がうさぎの様にすぐに飛び跳ねると言う事は期待できませんが、コロナ禍の3年間で社会経済状況は変わりました」と話し、熊野市の経済も大きな転換期を迎えていることを示した。

 榎本会頭は熊野商工会議所として、熊野市と連携したDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進をはじめ、地域経済発展への発展を確実に得る取り組みを進めていくことを語り会員への協力を呼びかけた。

 引き続き、来賓の鈴木英敬衆議院議員や河上敢二熊野市長、廣田恵子三重県副知事、藤根正典県議が祝辞。榎本会頭と鈴木衆院議員、河上市長、廣田副知事、藤根県議、北裏大尾鷲商工会議所会頭、久保智市議会議長、野村廉士県紀南地域活性化局長、熊野商議所の榎本正一特別顧問が威勢よく鏡開き。久保市議会議長の発声で乾杯し祝宴に入り、参加者は大いに交流を深めた。

 最後は大﨑副会頭が閉会の辞で締めくくった。出席者はウィズコロナ、アフターコロナの時代への対応を図った地域経済の発展への団結を誓い合い、決意を新たにしていた。

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