純粋な気持ち心に響く 紀南青少年交流会 中学生が〝想い〟発表

 中学生が日ごろ思っていることなどを主張する第22回紀南青少年育成交流会が10日、紀宝町生涯学習センターまなびの郷で開かれ、熊野市・南牟婁郡の中学生10人が平和や人権、故郷などそれぞれの〝想い〟を訴えた。

 紀南地区青少年育成市町民会議連絡協議会(門賢会長)と三重こどもわかもの育成財団、三重県青少年育成市町民会議連合会が主催したもの。中学生が司会などを務め、交流会を進行した。

 はじめに紀南地区同協議会の岩田貴光副会長が「明日を担う中学生が、日頃考えたり感じたりしたことを発表することで自立心を育てる機会になる。主張を聞く私たち大人は、子どもたちとの関わり方を振り返る機会にしたい」と挨拶した。

 この後、中学生10人が堂々とした姿でそれぞれの想いを発表。子どもたちの純粋な思いが大人たちの心に響いていた。また、発表後は矢渕中学校吹奏楽部の演奏も披露され、息の合った音色に大きな拍手が送られていた。想いを発表した中学生は次の皆さん。

 ▽中山蒼天(入鹿)「正義と悪・ウソと真実」▽仲恵未佳(阿田和)「みんな違って、みんな良い」▽平詩奈(木本)「私のやりたいこと」▽仮屋翔馬(相野谷)「『対決!卓球部』を読んで」▽山口美結希(新鹿)「小さくても尊い命)▽北滉世(尾呂志学園)「身近に感じた高齢者問題」▽山口羽菜(有馬)「自由に恋愛ができる世の中へ」▽上村心音(御浜)「私の家族」▽福田大貴(飛鳥)「バリアフリーについて」▽岡出美咲(矢渕)「多様な性への理解」

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