「さんま寿し発祥の地」 産田神社 有志らが標識を慎重

 熊野市有馬町、産田神社に設置されている「さんま寿し発祥の地」の標識(丸柱)が新しくなった。19日に設置作業が始まり、天気次第だが今週中にも完了する見通し。

 産田神社は1月10日の例大祭や秋に新嘗祭などで、子どもたちの健やかな成長を願い骨付きさんま寿しの奉飯が用意される。平成15年からは熊野市さんま寿司保存会(松山治会長)が「さんま寿し発祥の地」と宣言。例大祭の日を「さんま寿しの日」とし、神事の際にさんま寿しの奉納などを行っている。

 「さんま寿し発祥の地」の標識は設置され、18年が経過し根本が傷んできたため、今年1月に撤去。その後、関係者から新しい標識を設置して欲しいとの要望があり、榎本正一、中平孝之、野地洋正、榎本義秀、大﨑順敬、紀の川良子さんら有志が新しい標識設置に準備を進めた。

 熊野商工会議所によると、熊野市さんま寿司保存会は、さんま寿し発祥の地である熊野市におけるさんま寿しの普及および高品質な商品開発並びに会員相互の情報交換を図り、その保存に努めるとともに市のさんま寿しを広く世に宣伝し、その振興を通じ、地域経済の寄与することを目的に設立。「さんま寿し発祥の地」の標識(丸柱)は活動の一環として平成16年5月に設置された。

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