第27回参議院議員選挙が3日に公示され、三重県選挙区(改選数1)では届け出順(午前11時現在)に▽橋本博幸候補(42歳、新人、NHK党、水道工事)▽吉川有美候補(51歳、現職、自民党)▽小島智子候補(64歳、新人、立憲民主党、政党役員)▽難波聖子候補(45歳、新人、参政党、客室清掃員)―の4人が立候補した。20日(日)の投開票に向け、18日間の選挙戦がスタート。初日は各陣営ともに届け出を済ませ、出陣式や街頭演説で第一声を放った。
物価高騰対策などが主な争点となる今回の参院選。与党は非改選を合わせた過半数の維持、野党はその阻止により衆参両院での野党多数を狙う。各政党の三重県連から届いた参院選を「かく戦う」コメントは次の通り。
【自民党県連・田村憲久会長】
2期12年にわたり県民の声を聴き、地域や国のために汗をかき、吉川氏が積み上げてきた実績をしっかりお伝えする。政治への信頼回復に向けた取り組み、力強い経済を実現する政策、責任政党として持続可能で安定した国づくりを訴える。
【公明党県本部・中川康洋代表】
最大の争点は物価高対策。公明党は家計の負担を軽減するため、物価高を上回る「賃上げ」と「減税と給付」による生活応援を必ずや実現する。これまでも軽減税率の導入や電気・ガス・ガソリン代支援などをやり切ってきたのが公明党だ。
【立憲民主党三重県連・下野幸助代表】
今回の参院選では与党の過半数割れを目指す。三重県は最も重要な選挙区の一つ。公認候補の小島智子さんは4期14年の県議を経験するなど政策通で、人柄は誰もが認める所。一人でも多くの方に知っていただけるよう、陣営一丸で努める。
【国民民主党三重県連・金森正代表】
今選挙は税金を集めて使う側の政治から、払う側の政治に変えていくかどうかが問われる。真面目に働けば給料があがる。そんな社会を取り戻しましょう。この夏を国民の「手取りを増やす夏」にしましょう。政治は皆さんの一票で変わる。
【日本共産党県委員会・大嶽隆司委員長】
自民党は裏金問題に無反省、物価高騰に無為無策、アメリカ言いなり大軍拡、いよいよ末期的。参院でも自公を少数に追い込み、自民党政治を終わらせるため三重選挙区での候補者擁立を見送り自主投票とし、比例区に全力をあげる。
【参政党三重県連・村井正樹会長】
「日本人ファースト」をスローガンに「減税と積極財政による経済活性化」「食の安心・安全」「子育て支援」「外国人優遇政策の見直し」などを訴えている。党員、サポーター一丸となって日々積み重ねてきた成果を存分に発揮する。