熊野市立新鹿小学校(松田元校長)の3、4年生は14日、広島県熊野町立熊野第2小学校4年生と交流授業を行い、それぞれの地域について教えあった。
熊野市と熊野町は全国でたった二つ「熊野」の名を冠する自治体。両市町は相互親善訪問や西日本豪雨で熊野町が被災した際の支援など連携を推進。令和元年11月1日に友好都市協定を締結。災害時相互応援に関する協定も結んでいる。
この日の交流授業はオンラインで両校をつないで実施。児童たちがそれぞれ元気良く自己紹介し、学校や地域について発表した。
まずは熊野第2小学校4年生が、熊野町の伝統工芸品である「熊野筆」についてクイズなどを交えながら紹介した。熊野筆はヤギ、ウマ、シカ、ネコ、タヌキ、イタチなど、筆の特徴に合わせた動物の毛が使われていることや、太筆、中筆など6種類あることなどを伝えた。
新鹿小の児童たちは、同小が中学校や保育所が同じ敷地内で、みんなで運動会を行うことを話した。近くにはきれいな新鹿の海があり、海岸清掃に取り組んでいることなども説明した。
両校の児童たちは交流授業を通じて、お互いの地域のことを学習。新しい友だちをつくり、熊野市と熊野町の心の距離を縮めていた。交流授業は2学期にも予定されている。