熊野アグリパーク 現時点での構想など 来月5月市内事業者向け説明会

 熊野市農林業振興課と熊野商工会議所は7月5日(水)午後6時から、市文化交流センターで「熊野アグリパークにかかる事業者向け説明会」を開く。

 熊野アグリパークは市が令和11年度に金山町に整備する大型農業関連施設の整備事業。名称を「くまのほんわりファーム」とし「地域活性化に向けたものづくりと体験・学びの提供」をコンセプトに、地元客も観光客も楽しめる拠点を目指す。主にファミリー層をターゲットとした内容を想定している。

 今後のスケジュールはⅠ期工事を令和10年度に完了し、11年度にオープン予定。令和5年度は測量と基本設計に着手し、8年度に造成、9年度に建設工事(第Ⅰ期)を行う予定。類似施設等を参考とした概算の整備費は造成費16億円、建築費14億円で概算総事業費は約30億円で、目標として年間入込客数35万人、年間売上12億円、雇用100人以上を見込む。

 主な個別施設としては▽ファーマーズマーケット▽豆腐工房▽缶詰・レトルト工房▽子ども向け屋内遊具施設▽郷土料理店▽ビュッフェレストラン▽体験教室▽農業・体験農場▽動物とのふれあい体験▽セントラルキッチン―などを予定。運営主体については新会社の設立を想定しているという。

 市では「このアグリパークの施設運営にあたっては、市内の幅広い事業者の方との連携が不可欠であると考えております。そこで、市内の事業者の皆様に、現時点でのアグリパーク構想を知ってもらうため、事業者向け説明会を開催いたします」と話している。

 説明会の問い合わせは熊野商工会議所(0597・89・3435)、または市農林業振興課・熊野アグリパーク推進室(0597・89・4111内線488)へ。

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