責任の重さヒシヒシ 三重県議会 東紀州区3氏に当選証書

 3月31日に告示された三重県議会議員選挙東紀州選挙区で無投票当選した藤根正典氏(61歳、無所属、新政みえ)、東豊氏(67歳、自民党、草莽)、谷川孝栄氏(56歳、自民党、草莽)、への当選証書付与式が11日、尾鷲市の県尾鷲庁舎で行われた。

 付与は届け出順に行われ、県選挙管理委員会の林孝昭尾鷲地方書記室長が当選証書を手渡した。

 証書を手に藤根氏は「この4年間改めてしっかりと東紀州のために頑張らせていただかないといけないと思った。コロナ収束の状況を見ながら、一次産業や中小企業と上手く連携させた観光振興に努めたい。防災・減災対策はもちろん、東紀州は県内で一番人口減少が進んでいる地域なので、県と市町が連携して人口減少対策ができるよう、仲立ちしながら頑張っていきたい」と抱負。

 東氏は「責任の重大さを感じている。広くなった東紀州代表として選ばれたこと、元の尾鷲・北牟婁郡選挙区で1人となったことでなお責任を感じている。過疎・一次産業の衰退に正面から振興に取り組みたい。担い手、新しい次世代につなぐ取り組みを県・国の力を借りて振興に努めたい。重点施策としては新しい産業として観光産業を地場の産業につなげたい」と語った。

 また、谷川県議は「身の引き締まる思い。人口が減少する東紀州を力強く前へ進めるために努力していく。防災では海岸沿い堤防を確認して、住民の皆さんにも不安がないか聞き取っていく。また、子育て支援政策と子ども真ん中政策に取り組み、高校卒業後の地元就職先の確保やオンデマンドでの進学など経済的負担を軽減する方法がないか検討し、出会いの場も考えたい」と述べた。

 熊野市・南牟婁郡と尾鷲市・北牟婁郡の両選挙区が合区となり、定数が1減の東紀州選挙区となって初めての選挙も無投票という結果に、3県議とも県民や地域住民の信任に応えるべく、改めて責任の重さを痛感していた。

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