未来を創造する拠点に 新宮市 「丹鶴ホール」が開館 文化・教育の振興に期待

 新宮市文化複合施設「丹鶴ホール」が3日、満を持して開館。記念式典には多数の関係者が出席し、市のますますの文化・教育の振興に期待。夜は大阪交響楽団による記念公演が行われ、華々しいスタートを切った。

 市の文化交流の拠点として、文化ホール、図書館、熊野学センター機能が一体となった施設で、国土交通省の「都市再構築戦略事業」交付金(約46億円)を活用して建設した。施設は4階建てで延床面積6429平方㍍。1階は最大収容1142人(うち座席801席)の「文化ホール」、2階は熊野学の発信拠点となる「熊野エリア」、3階は客席、4階は蔵書約20万冊(開架フロア約9万冊、閉架書庫約11万冊)の図書館という構造になっている。駐車台数180台、大型バスは5台停められる。

 式典には田岡実千年市長をはじめ、二階俊博衆議院議員、鶴保庸介参議院議員、世耕弘成参議院議員(代理出席)、宇野善昌・国交省都市局長、仁坂吉伸知事(代理出席)をはじめ県内外から大勢の関係者が出席し、テープカットで門出を祝った。

 田岡市長は、10年前紀伊半島大水害や建設予定地における重要遺構の出土などによる計画の延長、建設地をめぐる住民有志団体による意見の対立など紆余曲折を経ての完成に、「ここに至るまで数々のことがありました。無事完成を迎えられて感無量。たくさんの方の協力に感謝」と回想。今後に向けて「近隣の市町村の多くの方にご利用いただき、文化の発展、中心市街地の活性化につながるようしっかり運営していきたい」と力を込めた。

 二階衆議院議員は「素晴らしい空間をフル活用し、ここから新しい文化、新宮市の未来を創造していく拠点に。私どもも懸命にバックアップしていく」。鶴保参議院議員は「新宮は文化のまち。この施設が起爆剤となって新宮市が全国に名を届かせられるように」。宇野局長は「新宮市の文化活動がより活発化され、賑わい創出になれば」とそれぞれ祝辞を述べた。

 施設の開館時間は午前9時~午後9時で、毎週月曜日と年末年始(12月29日~1月3日)は休館。月曜日が祝日の場合はその翌平日が休館。また、図書館は午前9時~午後6時(日曜・祝日は午後5時まで)まで。通常業務は5日(火)からスタートするが、安全管理の面でイベント等の開催時以外、文化ホールは開放しない。文化ホールの一般開放は8日(金)午前10時~正午、午後1時~4時30分に行われる。

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