みえ安心おもてなし施設 感染対策徹底のお店認証 熊野市・南郡の施設で初調査

 三重県が新型コロナウイルスの対策を徹底する飲食店などを認証する「みえ安心おもてなし施設認証」制度(あんしん みえリア)の現地調査が6日、熊野市内のホテル3施設と飲食店2店舗で行われた。感染症予防など認証基準を満たした施設には1週間ほどで認証ステッカーが交付される。

 同制度は新型コロナウイルスの感染リスクが続く中でも、安心して飲食できる環境を整備し経済再生につなげる目的で創設した、感染防止対策に取り組む飲食店等を県が認証する制度。来店者の感染症予防や店内の消毒設備、従業員の感染予防、施設・設備の衛生管理徹底など業界ガイドラインに沿った国の基準案52項目を基本に、県独自の基準を加えた55項目が設定されている。

 6月初旬から申請受付を開始。6日は熊野市・南牟婁郡で初めての現地調査が行われた。この内、株式会社河上(河上哲治代表取締役)が運営する熊野市大泊町の「ホテルなみ」のレストランなみ亭には調査員2人が訪問。「ホテルなみ」ではレストランでアクリル板などのパーテーション活用や、座席と座席の距離などの項目をチェックした。

 調査員によると、制度認証の上では大皿料理などのとりわけは避け、鍋料理なども一人用での利用が求められている。調査員らは4人がけテーブルを利用する際は十文字にアクリル板を配置するなど、改善点の助言も行っていた。

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