大日本居合道連盟熊野支部(日比元晴支部長)は8日、熊野市井戸町の「創成館」(前田正明館長)で25周年神事を斎行。四方祓いや奉納演武などで節目を祝った。
同支部は2000年9月に大日本居合道連盟(無双直伝英信流)三重県熊野支部として正式に認可された。初代支部長は元熊野自衛隊募集事務所長の重久裕一郎さん。千葉県の首藤阿充斎範士八段を指導者に、会員10人でスタートした。同年12月には井戸町に「創成館」道場が開設され、盛大に道場開きが行われた。
歴代の支部長は重久さんを初代に、奥川博康(2代目)、大川智司さん(3代目)が務め、現在の日比支部長で4代目。これまでに主な実績として2006年5月の全国大会団体戦第2部(初段~3段)で3位。2007年5月の同大会団体戦第1部(4段~6段)の部では見事優勝している。
神事は大馬神社の山東美晴宮司によって営まれ、同連盟の賀陽名誉会長や田口理事長も参列。物故者への黙とうに続いて山東宮司が祝詞を奏上し、参列者が玉串を奉てんした。続いて、日比支部長、前田館長、中村雅光、村田憲一、端地友起子さんによる四方祓いがあり、矢野大蔵、前田小町、石本慶紀、喜多正道さんら門下生による奉納演武では、静寂を切り裂く鋭い刀さばきや気合のこもった声が響き、静から動への動きや美しい残心への挙動が出席者らの心を洗った。また、中村、石本、喜多さんによる合気道の奉納演武も行われた。
神事終了後には門下生による稽古が行われ、集中を高めて刀を振りながら技術の習得に励んでいた。神事に参列した田口理事長は「素晴らしい総ヒノキの道場で25周年を迎えられたことは非常に喜ばしい。若手へと代々受け継ぎ、盛り上げていただきたい」と祝福。前田館長は「ケガ無く終えられて良かった。居合道は自分を磨いて技術を高め、相手を抑え込むもの。ここまで伝統を繋いでいただいた先人の皆様に感謝し、後に続く若い人も育てていきたい」と話した。
なお、同支部の練習は毎週土日の午後3時から4時まで、創成館で実施。年齢や性別を問わず会員を募集しており、練習の見学も大歓迎。「ぜひ、一緒に高めましょう」と呼びかけている。創成館道場は井戸川沿い七色峡線を神川町方面へ進み、中河原バス停から200㍍ほどの左手にある。

