募金に多くの協力を 輪島和太鼓虎之介迎え 来月、熊野でチャリティー公演

 令和6年能登半島地震復興支援企画「輪島和太鼓虎之介チャリティー公演」が12月21日(日)午後1時半から、熊野市井戸町の市文化交流センターで開かれる。主催は元響鼓in熊野実行委員会有志一同、NPO法人あそぼらいつ・NPO法人国際ボランティア学生協会協力。

 2023年で終了した響鼓in熊野に長年参加し、イベントを盛り上げた石川県輪島市の輪島和太鼓・虎之介による公演。主催者によると昨年1月に発生した能登半島地震で稽古場が全壊するなど甚大な被害を受け、メンバーも減少するなど厳しい状況の中、和太鼓の音で能登を元気づけようと懸命な活動を続けているという。

 当日は地元の熊野鬼城太鼓も友情出演。演奏のほか、当時の震災の様子やその後の豪雨災害の被災状況、いまだ復興ままならない現状などについても語る。

 入場は無料で、会場に募金箱を設置して協力を呼び掛ける。主催者では「響鼓は終了しましたが、今春有志メンバーにより以前から集めていた募金を輪島市までお届けしてきましたが、現在も変わらずに復興が進まない輪島の町を目の当たりにし、私たちは愕然としました。熊野で演奏してもらうことで虎之介の励みになり、活力がみなぎり復興の手助けになるのではと考え、今回のコンサート開催に至りました。皆様からの温かいご支援が能登の復興への大きな力となりますので、多数のご来場を」と呼びかけている。

 問い合わせは熊野市記念通り商店街振興組合(0597・89・4990)まで。

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