交安関係者ら見守り お菓子抱え満面の笑顔 中秋の名月熊野や御浜で伝統行事

 中秋の名月の6日、熊野市や御浜町などで伝統の「たばらして(芋たばり)」行事があり、お菓子をもらい歩く子どもたちの姿が見られた。

 この風習は元々、お月見後の芋や柿などをもらうものだったが、時代とともに現在のお菓子が主流に変化した。実施された地区では大きなビニール袋を持った児童らが各家庭を周り「たばらして。ありがとうございました」と元気な声。袋いっぱいのお菓子に満面の笑顔を見せていた。

 家庭によってはお菓子と共にススキや野菜などお月見セットを飾る場所も。

 好天に恵まれたこの日は午後5時ごろに満月も顔を出し、たばらしての子どもたちを月明かりで照らしていた。

 一方で「たばらして」は過去に交通死亡事故が発生していることもあり、交通安全の観点から警察や交通安全協会などが街頭で見守り活動を展開した。

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