最新鋭の資機材も搭載 熊野市消防紀和分署 高規格救急車を更新整備

 熊野市消防本部(湊健消防長)は7日、熊野市消防署紀和分署へ高規格救急自動車「救急紀和1号車」を更新整備した。

 これまで同本部にあった救急車は平成22年の配備で、老朽化によって故障修理が増えていた事から今年度事業として更新配備したもの。車両・資機材あわせて2664万2000円。

 整備された車両は日産社製。パートタイム4輪駆動式で排気量は2488㏄ 。新年度からは緊急消防援助隊へ登録する予定となっている事から、同本部管内はもとより全国各地の大規模な災害現場へ出動することも想定した災害対応特殊救急自動車となっている。

 外観は夜間や視野の悪い現場での安全確保のため、車両の赤ラインには再帰性に富んだ反射材を採用。室内灯のLED化によって傷病者室はこれまでより明るく視認性を確保した。さらに高度救命処置を行うため最新鋭の資機材に更新。12誘導心電図や血中酸素飽和度などのモニタリングが可能な一体型除細動器なども搭載している。

 同本部では「今後ますます、救急活動の向上に努めてまいりますので、今後とも消防業務のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます」としている。

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