投票率は大きく低下 榎本氏大差でトップ当選 紀宝町議会議員選挙 新人の川原田氏が堂々2番手

 紀宝町議会議員選挙は29日に投開票を迎え、榎本健治氏が1261票でトップ当選を果たした。今選挙では前回より定数2削減となる11議席に対して、現職10、新人1人、元職1人が立候補。新人の川原田規泰氏は2番目、元職の鈴木學氏は9番目の得票数で当選した一方、野田純志氏が涙を呑む結果になった。

 投票は午後7時(3地区で6時)に締め切られ、開票は午後8時10分から町生涯学習センターまなびの郷で行われた。各支援者が緊張の様子で見守る中、午後9時に1回目の途中経過発表。この時点では全員が100票ずつで横並び、30分後に確定票が発表され、当確が分かった各陣営の支援者はすぐに立候補者の事務所へ電話連絡していた。

 連絡を受けた各事務所では、当選者、支持者らの歓喜の声が響き渡った。事務所兼自宅から電話で吉報を聞いた2番目の得票率だった川原田氏は、家族や支援者らと喜びを共有。山本佐知子参議院議員、谷川孝栄県議会議員、鈴木英敬衆議院議員(代理)、吉川ゆうみ代議士(代理)も祝福に駆け付ける中、「出馬を決意して2ヵ月、みなさんのおかげで当選できました。ありがとうございます。これからも頑張ります」と感謝を伝えた。

 当日の有権者数は8888人(男4153人、女4735人)、投票総数は5205票(有効票5139、無効票66)で投票率は58・56%(男57・91%、女59・13%)。投票が実施された前々回の選挙での投票率73・41%から大きく数を減らした。

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