一緒に誇れる国に 参院選初当選 山本佐知子さんが抱負

 第26回参議院選挙の三重選挙区で初当選した自民党の山本佐知子さん(54)が12日、熊野市・南牟婁郡を訪れ、支持者らに抱負を語った。

 熊野市井戸町の熊野建設業会館駐車場では谷川孝栄県議や熊野市議、支持者らが山本さんと三重4区の鈴木英敬衆議院議員の到着を待った。谷川県議は「今回の選挙は皆さんのお力を頂いたおかげで、良い成績で当選させて頂きました」と報告。自民党としては衆議院の三重1~4区、参議院三重選挙区の全てに国会議員が誕生したことを語り「北勢の滞っていたインフラ整備が早くなり、県南部への流れも良くなると確信しています」と語った。

 山本さんは「皆さんが素晴らしいチームワークで支えていただいた。人口減少が進む中でも皆さんのご苦労のお陰で得票が伸びました。今後、しっかり皆さんのお声を国に届けます。観光や第一次産業、深刻な人口減少などの課題解決に働きたい。安倍元総理の遺志を皆さんと一緒に継いで、誇れる国にしていきましょう。昨年の衆院選で自民党三重県連は1歩踏み込み、今回の参院選で2歩目が踏み込めた。これから皆さんと一緒に3歩、4歩と前に進んでいきたい」と語った。

 鈴木衆議院議員は安倍元首相の通夜に参列したことを報告し「安倍元総理も佐知子さんを気にかけていたので勝利を報告してきました。祭壇の写真が笑顔満点で『よかったね』と言ってくれている気がしました。熊野市は前回の参議院選挙より有権者が300人減っている中で、100票も伸びた」と話していた。

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