山口建設、徳田組に感謝状 まさに地域の護り手 熊野建設事務所 優良工事4社と技術者を表彰

 三重県熊野建設事務所は4日、県熊野庁舎で令和4年度の優良工事を表彰した。今年度は4件の工事を施工した4企業の4人が受賞。災害対応工事を行った2企業に感謝状が贈られた。

 県と建設業協会が連携して進める「新三重県建設産業活性化プラン」の取り組みの1つで、昨年度からは40歳未満の若手技術者の技術力向上に対する意欲を高め、将来の建設産業を担う技術者を育てることを目的として、若手部門も創設。同事務所発注の建設工事において優良と認められる工事の受注者及び技術者を表彰すべく、同事務所の優良工事審査委員会にて選定を行った。

 今年度表彰を受けた工事は▽日本土木工業(中野周一代表取締役)及び世古勝巳さん=2級河川市木川令和元年河川災害復旧工事(国災第170号)▽井本組(井本伊織代表取締役)及び畑中成公さん=国道311号(二木島トンネル)ほかトンネル修繕工事▽橋本建設(橋本智英代表取締役)及び谷本貴義さん=1級河川尾川川令和2年河川災害復旧(国災第46号)と、若手部門で▽ユウテック(有城和哉代表取締役)及び橋本知也さん=井田地区海岸海岸高潮対策(人工リーフ設置)工事(その2)。

 表彰式では同事務所の須賀真司所長が日頃の公共工事への協力に感謝するとともに、受賞者の工事内容や成果を称え挨拶。「建設業の牽引者として社会基盤整備や安全安心にご協力を」と呼びかけた。

 また、令和2年の台風で崩落した紀宝町浅里の一般県道小船紀宝線の道路改良(緊急対策)に尽力した山口建設(尼嶋勉代表取締役)と徳田組(徳田稔同)に感謝状が贈られた。大江所長は防災減災、国土強靭化が推進される中で「建設業は地域の護り手であり重要な役割を果たして頂いている」と述べ、2企業の代表者に感謝状を贈呈した。

 表彰や感謝状を受けた事業主や技術者らはそれぞれ、今後も品質向上や安全第一の工事などにまい進する決意を語っていた。

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