無投票当選が濃厚か 熊野市長選挙 17日に告示

 11月12日の任期満了に伴う熊野市長選が17日に告示される。投票は24日に行われ、即日開票される。現在、立候補を表明しているのは現職の河上敢二氏(65歳、井戸町)だけで、無投票となる可能性が高まっている。

 立候補の届け出は午前8時30分から午後5時の間に、市役所2階の第一会議室で受け付ける。投票は24日午前7時から市内42会場で行われる。投票の締切時間は会場によって午後5時~午後7時。期日前投票は18日から23日の午前8時30分から午後8時まで市役所2階、午前8時から午後6時まで紀和コミュニティセンターで受け付ける。

 河上氏は東京大学卒。農林水産省に入省し、在イタリア日本国大使館一等書記官、大臣官房調査課課長補佐などを経て、平成10年に旧熊野市長に初当選し、これまで紀和町との合併時も含めて現在6期目。新型コロナウイルス感染症対策ではウィズコロナを前提に日常生活を取り戻し、経済の回復・活性化を図る。過疎少子化や防災、SDGs(持続可能な開発目標)、ICT(情報通信技術)への対応、高速道路延伸を見据えた施策などを訴えていく。

 選挙事務所は井戸町の旧河上石材事務所。告示日は午前8時30分の届け出を行ったあと、すぐに出陣式を行う。

 前回2017年の市長選挙は河上氏を含め4人が立候補する乱戦となったが、今回は新人の噂もほとんど聞こえてこない状況。2009年以来、河上氏の2度目の無投票当選が濃厚となっている。

 9月1日現在の選挙人名簿登録者数は1万4266人(男6511人、女7755人)。

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