紀北町でクラスターか 三重県内新型コロナ 26日過去最多515人陽性

 三重県は26日、県内で新たに515人が新型コロナウイルス感染症の検査で陽性になったと発表した。1日あたりの発表者数としては初めて500人を超え過去最多。東紀州地域では尾鷲市1人、紀北町10人、紀宝町1人の陽性が確認された。紀北町では介護施設でクラスター(集団者感染)が発生した可能性が高い。県内の累計感染者数は延べ1万783人。

 新たに陽性が確認されたのは▽四日市市150人▽鈴鹿市74人▽津市60人▽桑名市44人▽伊賀市34人▽松阪市29人▽亀山市19人▽いなべ市17人▽伊勢市16人▽菰野町15人▽東員町14人▽紀北町10人▽多気町7人▽名張市5人▽川越町3人▽南伊勢町3人▽鳥羽市2人▽明和町2人▽度会町2人▽尾鷲市1人▽木曽岬町1人▽大台町1人▽玉城町1人▽大紀町1人▽紀宝町1人▽県外3人―の合計515人。この内283人が新規事例。

 伊賀市内の放課後児童クラブで県内103例目のクラスターが確認された。また、県は新型コロナウイルス感染症で県内医療機関に入院していた70代男性が25日に亡くなったと発表した。県内の死者は123人。

 また、県によると8月中旬から下旬公表分の内、937件がデルタ株を含むL452R変異株だった。

 県内の病床使用率は26日午前9時現在、確保している467床の内281床が使用されており60・2%(前日59・5%)。重症者用病床は確保している54床の内17床が使用されており31・5%(前日29・6%)。自宅療養を含む入院調整中は前日より361人増えて3480人。

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