ヤーヤの練り(尾鷲)に大歓声 大阪万博三重の祭りを国内外にPR

 三重県は22日、「大阪・関西万博」のEXPOアリーナで、「三重のおまつり大集合~MIE フェスティバル in EXPO」を催した。尾鷲市の伝統ある天下の奇祭「ヤーヤ祭り」など県を代表する10の祭りを実演展示。県内の観光や食、熊野市や御浜町といった市町など計70ブースが出展。会期終盤でさらに盛り上がりを見せる万博来場者に三重の魅力をPRした。

 万博終了後にも県を訪れてもらおうと実施したもの。1万人収容のアリーナは万博内最大の祭事広場。三重高校ダンス部の華やかでエネルギッシュなダンスで幕開け。その後も舞台や広場を使い、ヤーヤ祭りを始め、お木曳(伊勢市)、津まつり(津市)、大四日市まつり大入道(四日市市)、関の山車(亀山市)、きほく燈籠祭(紀北町)など総勢約600人の県民が出演。フィナーレでは各祭りが共演する「夢の共演」で幕を閉じた。

 特に伊勢神宮式年遷宮お木曳行事の木遣り唄の実演、尾鷲ヤーヤ祭りの勇壮な男たちの〝練り〟は人目を惹き、外国人たちも珍しそうに盛んにカメラを回す光景が見られた。

 ヤーヤ祭りで参加した尾鷲市の男性は、「尾鷲の元気や、三重県にこういう祭りがあることを全国や世界の人に知ってもらえてよかった。尾鷲は他の祭りに負けないくらいの熱気と気合があったように思う。本番の祭りも見てみたくなったという外国人や国内の観光客もいて、嬉しかった」と笑顔を見せていた。

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