熊野市ラグビーフットボール協会(井本伊織会長)は28日(日)、熊野市有馬町の山崎運動公園多目的グラウンドで第30回熊野市ラグビーフェスティバルを開催する。午後3時からは「ジャパンラグビー・リーグワン・ライジング2025」の公式戦があり、ディビジョン1所属の三重ホンダヒート対トヨタヴェルブリッツが激突する。入場無料。18日、市役所記者室で井本会長と事務局の小川浩由さんが記者会見し「最高峰のプレーを生で感じてもらえれば」とPRした。
同協会はラグビーの普及や競技力向上、スポーツ集客による地域活性化などを目的に、平成8年からラグビーフェスティバルを実施。実業団の招待試合や小学生~高校生の大会などを催している。今年は30回の節目となり、ジャパンラグビー・リーグワンチームの試合実施に向け、三重ホンダヒートとトヨタヴェルブリッツに働きかけを行い、ライジング2025の開催が実現した。
当日は午前11時45分から木本・熊野青藍高校対四日市農芸高校が試合を行う。午後1時からホンダヒートによるラグビースクールや中学生チームを対象にしたクリニック。同2時からホンダとトヨタの選手がウォーミングアップを開始し、3時から試合開始となる。
会場周辺では三重ホンダヒート公式グッズの販売や、キッチンカーの出展、福祉事業所などによる「みんなのマルシェ~地域でつながろう~」(午前10時~午後3時)が行われる。
ライジングは今年度から始まった若手や有望選手の発掘を目的とした公式戦。リーグワン所属の26チーム中20チームが参加。9月27日から3週間で20試合を予定しており、そのうちの一試合が熊野で繰り広げられる。
井本会長は「30回の記念となる試合ができないかと考えており、リーグワンのライジング2025のゲームを組んで頂けることになった。熊野地区でこういう試合が見られるのはあまりないと思いますので、沢山観客が来てくれたら嬉しい」と話した。小川さんによると、ホンダヒートはこれまでにも熊野でラグビークリニックなどを重ねており、縁が深い。しかし来シーズンから本拠地を現在の鈴鹿市から栃木県宇都宮市に移転することが決まっており、三重県をホームとしては最後のシーズン。今回の開催にもこの地域のため尽力してくれたという。