御浜町長選挙が告示 現職・大畑覚候補が第一声 3期目へ向けて出陣

 任期満了(10月9日)に伴い行われる御浜町長選挙が27日に告示され、3期目を目指す現職・大畑覚氏(71)が立候補。同日午前11時現在、大畑氏以外の立候補者が出ておらず、受付締め切りの午後5時までに他の立候補者がいなかった場合、大畑氏の当選が確定する。午前9時の受け付け開始と同時に立候補届け出を済ませ、大畑氏は後援会事務所のある自宅で第一声。大勢の支援者を前に「2期8年間、御浜町の皆さまのために尽力してまいりましたが、まだ町の活性化には道半ば。みなさまのご支持をいただき、3期目当選を」と決意を示した。

 大畑氏は昭和25(1950)年12月21日生まれ。昭和44年3月に県立木本高校を卒業し、明治大学農学部に進学。同49年7月に御浜町役場入庁、その後、福祉保健課長や総務課長などを歴任し、平成23年3月に退職。同年8月から26年3月まで副町長を務めるなど、約50年にわたって町の繁栄に尽力してきた。初陣となった平成26年10月の選挙では、わずか58票差という僅差で一騎打ちを制して初当選。同30年の前回選挙は無投票当選だった。

 大畑氏は住民みんなで町を盛り上げる「オール御浜」を掲げ、1期目は6策、2期目はこれに観光面の強化を加えた施策を推進。そして3期目に向けて3つの重点プロジェクト①暮らしに穏やかさを感じる「安全・あんしんの確保」②暮らしの活力を生み出す「地域経済の活性化」③暮らしを未来につなげる「人口減少への挑戦」―を示す。大畑氏は、紀宝熊野道路の早期完成、防災タイムラインの導入、極早生温州味一の生産促進、新規就農対策、子育て世代への支援強化など様々な施策を推し進めていくことを強調。「私一人ではできない、皆さんの力が必要。みなさんと一緒に町政を進めていきたい」と支援を求めた。

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