頑張っている熊野に感動 ニューヨークの屋敷さん 仕事で久々の里帰り
熊野市井戸町出身でお笑いコンビ「ニューヨーク」のツッコミとして活躍する屋敷裕政さん(34)が7、8の両日、人気番組の収録などで郷土へ里帰り。「もっと有名になって、少しでも熊野のPRができれば」と今後の抱負を語った。
屋敷さんは井戸小、木本中、木本高校卒業後、同志社大学へ入学。卒業後、学生時代からの芸人への夢をあきらめられず、テレビ局のADを経てNSC(吉本総合芸能学院)へ。同期のボケ役、嶋佐和也さんとコンビを結成。毒のあるネタで漫才もコントもこなす。
大活躍の1年だった昨年はキングオブコント準優勝、M―1グランプリ決勝進出など賞レースでの活躍をはじめ、人気番組にも多数出演するなど大ブレイク。新年も全国ネットの人気番組「ロンドンハーツ」で数々の人気芸人と共演するなど、勢いにのっている。
仕事で約1年半ぶりの帰郷となった今回は、母・ゆかさん(67)が経営する久生屋町の「ひょうたん島」などを訪問。合間を縫って本紙などのインタビューに応じてくれた。
屋敷さんは大活躍の昨年を振り返り「コロナで自粛が続く中、ユーチューブで興味を持っていただいた方が多かったようです。賞レースでは、やはり優勝したかったし、悔しい気持ちがありますが、たくさんいる中から上位に行けてラッキーでした」と振り返った。
久々の帰郷には「名古屋から車で3時間を切ってビックリ。今までは過疎化で寂しい気持ちになることが多かったけど、久しぶりに鬼ヶ城センターや花の窟神社周辺を見て『お客さんに来てもらえるよう、外に向けて頑張っているんだな』と感動しました。市役所や商工会議所で頑張っている同級生もおり、今後も少しでも熊野をPRしていこうと思います」と決意を新たに。新年に向けては「コロナの状況がどうなるかわかりませんが、少しでもテレビに出て『熊野の子や』と喜んでもらえたら。地元の皆さんもコロナで大変と思いますが、もう少し頑張ってもらって、コロナが終息した際には少しでも多くの人に熊野へ来てもらえるよう頑張っていきたい。そのためにも大スターになって『屋敷の地元はどんなんやろ』と興味を持ってもらえるように、もっともっと頑張ります。以前、オール熊野フェスタで漫才をさせて頂いたときは、ニューヨークを知らない方も多かったので、もっと有名になって凱旋できれば」と意気込んだ。
現在、動画サイトYouTubeの「ニューヨーク Official Channel」や月額1000円のオンラインサロンも人気を集めている。
