農家に感謝の気持ちも 紀南高校2年生が柑橘生産学ぶ

 紀南高校の2年生が選択科目「地域産業とみかん」で、地域を学び舎に故郷の魅力を再発見している。26日は御浜町上市木の国営上市木パイロット内にあるJA大苗センターで摘蕾(てきらい)作業などを体験した。

 同校は地域と一緒に学ぶ「地域産業とみかん」と「東紀州学」の授業を導入。「地域産業とみかん」は年間約30時限を予定している。今年度の同授業は今月19日にスタート。授業を選択した2年生が地域の基盤産業である柑橘について、年間を通した生産の流れを学習した。

 26日は生徒4人が大苗センターで、蕾(つぼみ)を摘むことで植物の成長を促す摘蕾作業を体験。約50㌢に育った柑橘の苗木から花の蕾を取り除く地道な作業に汗を流した。生徒らはJAのスタッフから説明を受け、黙々と作業。サマーフレッシュやマイヤーレモンなどの苗木の説明も受けた。

 質疑応答では、柑橘農家を始めるために必要な費用など実践的なものも。御浜町役場農林水産課の瀬古勝信さんは「畑があれば、初期投資は軽トラックや草刈り機、肥料をまく機械で100万円、肥料など100万円で計200万円ぐらい。柑橘栽培に免許はいらず、やる気があれば誰でも出来ます」と、若い世代の就農に期待を寄せていた。


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