記念通りや本町通りも 熊野市観光公社 修学旅行をもてなす

 新型コロナウイルス感染症により県外への教育旅行が難しくなる中、熊野地方への修学旅行等が注目を集めている。熊野市観光公社(小川貴弘代表取締役)では熊野の観光コンサルティングを行っており、14日(月)には岐阜県海津市立日新中学校の生徒ら約130人が修学旅行で熊野市を訪れる予定。今秋、熊野への修学旅行は約50校が宿泊を予定している。

 三重県では「ピンチをチャンスに変え、三密を避けて自然の中で過ごすことで、県南部の素晴らしい自然や歴史文化を体験してもらいたい」と、教育旅行支援の「南部地域体験教育旅行促進事業費補助金」を創設している。県内の学校が南部地域の豊かな自然や歴史文化を体験する教育旅行を実施する場合の費用を支援。南部地域へ修学旅行などの体験教育旅行を実施する学校に対し、児童生徒一人あたり最大5千円を補助する制度。4日には桑名市立藤が丘小学校の6年生56人が尾鷲市を訪れ、馬越峠や熊野古道センターを見学した。

 熊野市観光公社でも観光コンサルティングを業務の一つとしており、一般団体や旅行会社等に熊野のコーディネートを行っている。同公社によると、今秋は県内の小学校の多くが熊野を訪れる予定になっており、その内の25校の体験活動等を市観光公社が手配している。

 那智黒石加工、木工製品作製、熊野古道歩き、刀鍛冶見学、トロッコ、鉱山資料館、みかん狩り体験などで熊野を訪れる学校も約10校あり、この内、9月中旬には岐阜県からも日新中学校が修学旅行で熊野市へ。同中からは生徒120人、教員10人が大型バス6台でやって来るという。

 同中の一行は、14日は鬼ヶ城センターをスタートし、熊野古道や鬼ヶ城周回路で木本町の本町通りや記念通りを班別行動で散策し、花の窟神社を目指すという。同公社では「100名を超える中学修学旅行生が木本の街歩きをするのはおそらく初めてで、街の活性化にもつながります。商店の方のご協力も得て、来訪した中学生が熊野での良い思い出になるよう考えています」と話している。


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