絵画とウッドアートが 交流センター「異色の三人展」始まる
熊野市久生屋町の山西貞男(67)、倭貞義(73)、的場脩二さん(74)による「異色の三人展」が4日(金)から、井戸町の熊野市文化交流センターで始まった。
元美術教諭の山西さん、大工の倭さん、画家の的場さんによるコラボレーション企画。ウッドアートは自然の木の色や木目に注目し、多種類の異なる木々をパズルのように組み合わせ一枚の作品に仕上げた物。立体感溢れる温かみある仕上がりとなる。倭さんは今回が初の展示会。
現役大工の技術を生かし、イスや額縁などを趣味で作成してきた倭さん。近所に住む山西さんと縁あって額縁作りに取り組むなか、鍋敷きなどを制作し、山西さんが「もっと工芸品のように仕上げてみては」と持ち掛けたところ、立派なウッドアートに仕上がった。その後、好きな風景や郷土の風景をと、とんとん拍子に話と制作が進み「富士山」「丸山千枚田」「楯ヶ崎」「獅子岩」など、素晴らしい作品が次々と完成。大工ならではの技術がこめられたウッドアートを9点出展した。倭さんは「一枚一枚の木をはめ込んで、立体的になるよう制作しています。千枚田の田んぼをはめ込んでいくのは難しかった」と制作を振り返った。

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