空を泳いでるみたい 新鹿小中児童がVRを体験
熊野市の新鹿小中学校で21日、VR(ヴァーチャルリアリティ)を体験する授業が行われた。小学校5、6年生4人が教室にいながら、市内の美しい風景を楽しみ魅力を再確認した。
VRは「仮想現実」と訳される最先端のメディア機器。市では市内の観光地や自然風景を専用カメラで撮影し、ゴーグルなどのVR視聴用機器を使用することで、360度自分が向いた方向の景色が見えるVR動画を22種類作成している。現在、JR熊野市駅前の観光案内所でVR体験が出来る。
先日開催された校長会でVR動画の授業への活用等の提案があり、新鹿小中学校が早速手を上げた。同校では総合的な学習の時間を利用し、VRに触れる体験をつうじて地域の良さや魅力を知ったり再確認したりし、郷土への誇り、愛着が持てる児童の育成を目的にVR動画体験授業を実施した。
授業では4台のゴーグルなどVR機器を使用。児童らは専用のゴーグルを掛け、市内名所への擬似旅行へとでかけた。はじめに、2月に訪れる予定の楯ヶ崎の動画を視聴。ドローンで上空から撮影された動画で、ゴーグルを掛けた児童はまるで海の上を飛んでいるかのような感覚に。「すごい。空を泳いでいるみたい」と大興奮だった。

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