県境越えて活用や保全に団結「日本クマノザクラの会」発足

 クマノザクラの活用や保全に関わる個人や団体が県境を越えて立ち上げた「日本クマノザクラの会」が14日に発足。紀宝町鵜殿の福祉センターで設立総会が開かれ、発起人である同会会長を務める森林総合研究所多摩森林科学園チーム長(サクラ保全担当)・勝木俊雄さん、副会長で熊野さくらの会の田尾友児理事長、会計の垣内貴さんらが出席。令和3年度の事業計画や予算案を確認した。

 クマノザクラは自生地が三重、和歌山、奈良の3県にまたがる紀伊半島南部の固有種で、2016(平成28)年に同研究所が発見した。1915年にオオシマザクラの種名が発表されて以来、国内の野生のサクラとしては約100年ぶりの新種。同研究所によると、クマノザクラの特徴は花序柄が短く無毛で、葉身がヤマザクラ・カスミザクラよりも小さく卵形をしている。開花期はヤマザクラ・カスミザクラよりも早い。分布域を調査したところ、熊野川流域を中心としたおよそ南北90㌔、東西60㌔の範囲に多数の野生個体があることが確認されている。これらの特徴を検討した結果、これまで発表された既知の種とは異なる新種であると判断された。

 同会は、クマノザクラを保全して後世まで残していくとともに、適切に利用するための諸活動(地域住民への啓発活動、個体情報の収集や発信、調査研究、植栽計画の立案・提案など)を行う。また、正確なクマノザクラの情報を発信するためにリーフレットを作ったり、ホームページを開設したりする。リーフレットは3月上旬に関係市町村や観光拠点で配布する予定。


9回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

65歳未満7月7日から 熊野市コロナワクチン モデルナ社使用の場合も

熊野市は16日、65歳未満(16~64歳)の新型コロナワクチン接種について、現時点での予定を発表した。集団接種は7月7日から6~7週間での実施を見込んでいる。 市では6月16日に令和3年6月8日現在で市に住民票がある、令和4年3月31日時点で65歳未満(昭和32年4月2日以降生まれ)かつ16歳以上(平成18年4月1日以前生まれ)を満たす人に、ワクチン接種券を発送した。 市が行う集団接種の予約開始は

12歳以上~16歳未満も準備中 早ければ7月上旬から接種 熊野市コロナワクチン16~64歳に接種券発送

熊野市は16日、新型コロナウイルスワクチンに関し65歳未満(16歳以上~65歳未満)の接種券の発送を開始した。現在行われている65歳以上の集団接種の予約状況によっては、65歳未満も早ければ7月上旬からのワクチン接種も可能との考えを示した。今後は12歳以上~16歳未満への接種方法も検討を進めていく。 16日行われた市議会一般質問、岩本育久議員のワクチン接種の現状と今後の課題に関する質疑応答によると、