熊野古道センター企画展「標本が奏でる熊野のいきもの」
尾鷲市の熊野古道センターで6月27日から、企画展「標本が奏でる熊野のいきもの」がスタート。貝類や昆虫、植物、動物、化石など熊野地方でみられる「いきもの」がズラリと並び、興味を引く内容となっている。
今回の企画展では、東紀州地域の海・山・川などの自然環境に生息する哺乳類、昆虫、植物、貝類などにスポットをあて、それらの標本を展示。地域の生態系を知り、生物の分類について学ぶことができる内容としたことに加え、かつて海底だった地層から発掘した化石を紹介し、地域の地質と太古の生物についても学べる内容となっている。
ツキノワグマのはく製が迎える会場入り口を入ると、まずは色鮮やかな貝類がズラリ。クワガタやチョウ、トンボなどの昆虫が標本で並べられ、赤とんぼを見分けるポイントなどもパネルで解説している。
また、イノシシ、タヌキ、ホンドテン、ホンドギツネ、ムササビといった哺乳類のはく製を展示。植物では葉の標本や材鑑標本、大型シダの標本に加えて尾鷲ヒノキや引作の大楠、トガサワラなども展示した。

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