旨味ある優しい味 純米大吟醸「颪」今年も美味しく仕上がる

 御浜町の尾呂志「夢」アグリと熊野市有馬町の熊野精工株式会社が協働で取り組む「尾呂志酒米プロジェクト2020」により、今年も日本酒「純米大吟醸『颪』(おろし)」が完成した。4日は関係者が御浜町や県熊野庁舎を訪れ「今年も美味しいお酒が出来ました」と報告した。

 同事業は県が取り組む「三重のふるさと応援カンパニー推進事業」の仲介により、平成26年5月に「夢」アグリと熊野精工が「農山村活性化の取り組みに関する協定書」を締結。すでに締結期間の3年間を過ぎたが、取り組みを継続して実施。今回で7年目となる。

 「田んぼからおちょこまで」を合言葉として、御浜町上野地区の水田(35㌃)で田植えを行い、生物多様性を守る方法で三重県の酒米「神の穂」を栽培。5月の田植えから田んぼの生き物調査を行い、9月に稲刈り。収穫された約1260㌔の酒米を使い、伊賀市の大田酒造が醸造し、旨味あるやさしい味わいの日本酒が完成した。

 同酒造の大田勲代表取締役は「例年よりも気温が低く、醪(もろみ)の日数がやや長くなりましたが、その分ゆっくりとした醗酵経過によって、旨味がありきれいな口当たりに仕上がりました。大変美味しい、いいお酒です」と太鼓判を押した。


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