御浜町阪本 林寛太さん東大合格

 御浜町阪本の林寛太さん(19)がこのたび、東京大学文科三類に合格。小学生から抱いてきた夢を叶えた。合格発表はオンラインで確認し、「言葉にならない嬉しい気持ち。自分の番号を10回ぐらい確認した」と当時の興奮を語った。

 昨春に近畿大学附属新宮高校を卒業後、早稲田大学文学部に進学。しかし、コロナ禍でオンライン授業となり人間関係の構築が困難だったなど、思い描いた学生生活にはならなかった。東大への夢は諦めきれず、オンライン授業を受けながら猛勉強し、見事合格を果たした。試験は英語、数学、国語、社会(地理、世界史)の5教科。このうち社会が苦手だったという林さんだが、苦手を克服しようと勉強するうちに得意科目になったという。

 仕事中だった母・智さんは林さんからの電話で合格を知った。「ずっと〝東大に行きたい〟というのを聞いていたので、力を発揮できるように育ててきた」と息子の難関突破に目を細めた。

 哲学や経済学などに興味があるという林さん。東京大学ホームページによると、林さんが春から通う文科三類は『言語、思想、歴史を中心にして人文科学全般の基礎を学び、関連する社会科学と自然科学の分野にわたって理解を深め、人間と文化的・社会的営為について広い見識を養う』学部。

 背中を押してくれた家族に感謝し、林さんは今後のビジョンについて「若者として社会を変えたいと思っていますが、現実としてそれが難しいことも分かっています」と自己分析。「それでも今を考え、根を張り、社会に影響を与えられるような存在になれれば」と前を見据えた。



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