尾鷲で294ミリを観測 前線通過で大雨に

 前線を伴う低気圧が四国沖から東北東へ進んだ影響で、25日昼にかけて四国や紀伊半島で大雨となった。東紀州地域でも御浜、紀宝町、尾鷲市に記録的短時間大雨情報が発表されるなどし、住宅への浸水被害もあった。人的被害は確認されていない。

 高知、和歌山、三重の各県では猛烈な雨が降り、記録的短時間大雨情報が相次いで発表された。気象庁によると24時間雨量は尾鷲市で294㍉、御浜町で287・5㍉、熊野市新鹿町で233・5㍉を観測。1時間雨量は午前11時前後が最も激しく、尾鷲市で114・5㍉、和歌山県新宮市では同時刻までに99・5㍉、御浜町で94㍉、熊野市新鹿町で89・5㍉に上るなど、非常に激しい雨となった。

 この雨により県道鵜殿熊野線、県道小船紀宝線、県道御浜北山線、県道新鹿佐渡線、県道神川五郷線、国道169号線、国道311号線、県道小船紀宝線、県道七色峡線、県道熊野矢ノ川線の一部区間が雨量規制で、県道熊野川紀和線は倒木で通行止めに。バスやJRも一時運転を見合わせた。

 また、熊野市で2世帯5人、紀宝町で2世帯2人、尾鷲市で2世帯2人が避難。熊野市紀和町大河内、湯ノ口、楊枝川地内の130軒が一時停電したが、2時間ほどで復旧した。

 雨の影響で道路などの冠水も相次いだ。御浜町で2棟(1棟は非住家)、紀宝町3棟の床上浸水、熊野市1棟の床下浸水が確認されている。紀宝町平尾井地区では河川堤防が崩壊した。熊野市紀和町和気では橋梁付近の道路が崩落。御浜町中央公民館も浸水被害のため26、27日を臨時休館にした。


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