全市民のインフル予防接種支援も 河上市長が定例会見

 熊野市の河上敢二市長が8月31日、井戸町の保福センターで定例記者会見を実施。9月議会への提出議案や新型コロナウイルスの影響と支援策の進捗状況、市の花木の追加指定などについて説明した。

 7日に開会する9月議会には入鹿温泉源泉揚湯ポンプ改良工事等の工事不履行に伴う損害賠償請求の訴えの提起、新型コロナウイルス感染症対策として実施するインフルエンザ予防接種支援事業など3130万1千円増の総額154億8975万2千円とする補正予算案などを上程する。訴えは東京都の業者との間で温泉の源泉揚湯ポンプ引上げにかかる請負契約を締結し、3度の引き上げ工事を行うも引き上げができず、追加契約で4回目の引き上げ工事を行ったが失敗。温泉井戸内に残留したポンプの引き上げは困難であることなどから新源泉の掘削費用や源泉揚湯設備費用及び熊野市紀和B&G海洋センタープールの休業により生じた営業損害額等を請求するもの。一方のインフルエンザ予防接種支援事業は全市民に予防接種の支援を行うもので、接種費用4200円のうち1人2700円を支援する。

 新型コロナウイルスの影響と支援策については、7月時点での市役所各課における聞き取り調査の結果を紹介。それによると業績が「大きく悪化」または「非常に大きく悪化」と回答した割合は全体の約5割を占めた

。5月連休明けの調査時では約7割が「大きく悪化」または「非常に大きく悪化」と回答していたことから、やや好転の兆しが見えているという。また、市民一人ひとりに1万円分給付したレインボー商品券の効果により、商業では「影響なし」や「好転」との回答が増えているが、集客施設については売り上げ及び入り込み客数は6月以降回復傾向にあるものの、個人旅行が中心で団体旅行は戻っていないという。

 市の花木追加指定はクマノザクラを新たに指定するもの。クマノザクラは日本のサクラ属の基本野生種としては約100年ぶりの新種で、「クマノ」の名称がふくまれていることから、市民全員がこの素晴らしいクマノザクラを大切にする心を醸成し、次世代に繋げていくべく指定するもの。今後、市民の意見を募り、アンケート調査なども踏まえてその内容を協議。11月にも市の花木として指定したい考え。

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