井田で夜空彩る花火 太陽水産 コロナ終息や豊漁祈願
紀宝町の井田海岸で5日、打ち上げ花火が夜空を彩った。井田の太陽水産株式会社(﨑本春美代表取締役)がサプライズで実施したもので、道の駅紀宝町ウミガメ公園などでドライバーらが車を止め、美しい花火に感激する様子が見られた。
同社では毎年、豊漁などを祝うえびす祭りを行っているが、来年1月20日に予定している同祭りは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止を決断した。そのため、今回、シラスの豊漁や新型コロナウイルスの終息を祈願し、打ち上げ花火を行った。
午後6時30分からは、井田海岸で同祭りに出演したことがある熊野水軍太鼓保存会(廣里稔暢代表)が太鼓演奏を披露。豊漁祈願にふさわしく、熊野の地にまつわる諸手船をイメージし、設立当初より受け継がれてきた「諸手」や「征波」「閃光」の3曲を力強く打ち響かせた。廣里代表は「ほぼ1年ぶりの公の場での演奏の機会となりありがたい」と話した。

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