上野の大杉 元気になって 御浜 住民ら土の入れ替えに励む

 御浜町上野の町指定天然記念物「上野の大杉」の保全のため13日、住民らが根っこ周辺の土壌改良に取り組んだ。遠い昔から地域を見守ってきた巨木に元気になってもらおうと、約30人が作業に励んだ。

 環境庁や三重県によると、上野の大杉は尾呂志学園近くに立つ2本の老樹。東側は胴周り6㍍、西側は5・2㍍の胴周りで、風伝からの強風に耐え、独特の枝ぶりを示している。

 過去には、明治3年4月17日に新宮領主・水野忠幹侯が巡見した際、胴周り14・2㍍、樹齢700年と推定されたより大きな杉があったと言われるが、明治18年10月2日の火災で消失したという。

 現存する2本の大杉は枝が近隣の民家まで迫り、枝折れによる住居被害などが想定されたため剪定を実施した。熊野古道センターの樹木医に診断してもらったところ、土壌がすこぶる堅い状態が判明。酸素不足とともに水をうまく吸い上げることが出来ず、枝先まで水分が届いていない状態がわかった。

 そこで貴重な天然記念物を守ろうと、土壌改良により木の健全化を図ろうと、この日の作業となった。上野の住民や町教育委員会の関係者らが早朝から作業に参加。紀宝町の庭屋「棚田」の協力を受け、根っこ周辺の土を掘り起こし、肥料や炭を加えた土へと入れ替えた。根を傷つけないよう、作業は全て人力によって行われた。


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